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数字の絵本で数が楽しくなる!年齢別の選び方とまず読んでほしい5冊

数字の絵本は数に親しむ入口として最適で、遊び感覚で学べる点が魅力です。読み聞かせを通して数の概念や順序、比較などの基礎が自然に身につき、日常の場面でも使える力に繋がります。親子で楽しく触れることで子どもの興味を引き出せますし、年齢や発達段階に合わせた一冊を選べば効果的に伸ばせます。

目次

数字の絵本がおすすめな理由とまず読むべき5冊

誰に向くかが分かる簡単ガイド

数字の絵本は幅広い子どもに向いています。視覚で捉える情報が多く、まだ言葉が少ない乳児でも色や形、リズムから反応を示します。言葉が増える幼児期には数の概念や順序、比較の学びにつながります。保護者が読み聞かせをすることで親子のコミュニケーションの機会も増えます。

読み聞かせの対象は家庭での初期教育を考える親、幼稚園や保育園の先生、数に苦手意識を持ちやすい子どもにも向きます。子どもの興味や反応を見ながら本を選べば、無理なく数への親しみを育てられます。まずはシンプルでイラストが大きい本から始めるとよいでしょう。

年齢別に期待できること

0歳台は色やリズムで注意を引く段階です。数字そのものの理解は浅くても、繰り返しや音の強弱で「数える楽しさ」を感じさせられます。1歳前後は指さしや一緒に数える動作が増え、数の順序に興味を持ち始めます。具体的な物を見て「いくつ?」と問いかけると反応が出やすくなります。

2歳頃は「多い・少ない」の比較や1から順に数える力が育ちます。遊びの中で数を使う場面を増やすと定着しやすいです。3歳以降は数の量感や簡単な足し算に触れられる本が有効になります。4歳以上は話の中で数の役割を理解したり、数を使ったルールのある遊びに発展させやすくなります。

親が取り入れやすい読み方のポイント

短い時間で繰り返し読むことが大切です。まずは1冊を数回続けて読むことで、子どもが安心して内容を覚えやすくなります。ページをめくるタイミングや声のリズムを一定にすると反応が良くなります。

問いかけを多めにして子どもに参加させると興味が持続します。ページの中のものを指さして数えたり、手で一緒に示すと視覚と運動感覚が結びつきます。無理に正解を求めず、できたところを褒めることを心がけてください。

子どもの興味を引く題材の選び方

子どもが好きな動物や乗り物、食べ物が登場する本は反応が良くなります。色使いや表情が豊かなイラスト、リズムのある文章も大切です。ページにしかけがある本や触って楽しめる素材があると集中力が続きます。

また、家にある実物と結びつけやすい題材を選ぶと日常での応用がしやすくなります。たとえばおやつの数を一緒に数える場面を作れる本は、読み聞かせ後にすぐ遊びに取り入れられます。

まず手に取りたいおすすめ5冊

  • かぞえてみよう:シンプルな絵とリズムで数える楽しさを伝える入門に最適な一冊です。
  • 1から100までのえほん:数字を順に見せながら視覚的に数の範囲を広げられます。
  • 100かいだてのいえ:ストーリー性があり、数と場面を結びつけて楽しめます。
  • かぞえておぼえる かずのえほん:実際の物と数を結びつける構成で理解が進みやすいです。
  • たすひくねこ:足し算引き算の感覚を物語でやさしく伝える一冊です。

年齢別に選ぶ数字の絵本ガイド

0歳から1歳に向く本の特徴

この時期は視覚や聴覚への刺激が大切です。色彩がはっきりしていてコントラストが強い絵、太めの線で描かれた大きなイラストが向いています。ページごとに一つの対象を大きく示す構成だと集中しやすくなります。

言葉は短くリズミカルな文が好まれます。繰り返しのフレーズや掛け声のある本を選ぶと、赤ちゃんが声やリズムに反応しやすくなります。素材は厚紙や布製で破れにくいものが安心です。触って楽しめる仕掛けがあると手の発達にも役立ちます。

1歳から2歳に向く本の特徴

1歳台は指差しや簡単な問いかけに反応する時期です。ページ内に複数の対象があり、数える動作を一緒にできる構成が良いでしょう。例えば「りんごが1つ、2つ…」と数を一つずつ示せるタイプが向いています。

短いストーリー性も取り入れると興味を持ちやすくなります。しかけ絵本やめくるタイプは手先の発達を促しますが、安全性と耐久性を確認してください。写真や実物そっくりのイラストは認識の助けになります。

2歳から3歳に向く本の特徴

この年齢は数の順序や比較がわかり始めます。ページを進めるごとに数が増える構成や、「多い・少ない」を視覚で示す本が効果的です。簡単な数の合成(1と1で2など)に触れる本も楽しめます。

物語性のある絵本で数が場面と結びつくと理解しやすくなります。親子で遊びながら数える場面を作ると記憶に残りやすく、保育や日常生活にも応用しやすくなります。

3歳から4歳に向く本の特徴

3歳以降は数の概念がさらに深まります。数を使ったルールや順序、簡単な計算的思考に触れる本が適しています。数字が登場する短いストーリーや登場人物の行動を数で追う構成が集中力を高めます。

絵本に出てくる数を実際の遊びに取り入れると興味が持続します。パズル要素や問題を解くような仕掛けがある本は思考力も伸ばせますが、難しすぎないものを選ぶとよいでしょう。

4歳以上で伸ばせる絵本の見つけ方

4歳以上は文字量が増えても楽しめるようになります。数の概念を応用する内容、図解で見せる説明、物語の中で数が重要な役割を持つ作品が向いています。簡単な足し算・引き算の考え方に触れる本もおすすめです。

興味の幅が広がる年齢なので、子どもの関心に合わせてジャンルを変えてみてください。図鑑風や物語風、しかけが豊富な本などを組み合わせることで読みの幅が広がります。

入学前後に読んでおきたい本のポイント

入学前後は数の概念を日常で使えるレベルにすることが目標です。時計やお金、順序など学校生活で必要になる数に関連する本を取り入れると安心感が生まれます。読み聞かせの際には実生活と結びつける例を一緒に話すと理解が深まります。

文字や図が増えても読み進められるよう、短い章立てや見出しのある本を選ぶと自分でめくる習慣がつきやすくなります。遊びの中で数を使う活動につなげると学びが定着します。

人気の数字の絵本ランキング10選

1位 かぞえてみよう

色と形がはっきりした構成で、数える動作を自然に促す一冊です。ページごとに対象が明確に示されているため、幼児が視覚的に理解しやすく、繰り返し読みやすいリズムがあります。

親が読みながら一緒に指さして数えることで、数の順序や量感が身につきます。素材が丈夫で日常使いに向いている点も評価されています。

2位 1から100までのえほん

数字を順番に視覚化して見せるタイプの本で、幅広い数の概念を楽しめます。イラストが工夫されており、各ページで数に対応する物が描かれているので直感的に理解できます。

長めの構成なので少しずつ読むのがおすすめです。数の幅を広げたい幼児に向いています。

3位 100かいだてのいえ

物語性が強く、100までの数を場面に沿って楽しめる作品です。階ごとに違う場面があり、数がストーリーと結びつく構成が魅力です。読み進める楽しさがあるので飽きにくくなっています。

数を順に追う習慣をつけたい子どもにおすすめです。

4位 かぞえておぼえる かずのえほん

実際の物や身近な題材を使って数を示す本で、数と実物の対応が分かりやすい作りです。日常生活と結びつけやすいため、読み聞かせ後の遊びにもつなげやすくなっています。

簡潔な文章で繰り返しが多く、幼児の理解を助けます。

5位 365まいにちペンギン

日々の変化や数をテーマにした優しい絵本です。ペンギンの行動を通して数に触れるので、物語を楽しみながら数を感じられます。イラストの表情が豊かで親しみやすい点も魅力です。

6位 おまたせクッキー

食べ物を題材にした数の本で、ページごとに増えるクッキーを数える楽しさがあります。イラストが親しみやすく、読み聞かせ後にお菓子で遊ぶなど現実の遊びにつなげやすい作りです。

7位 王さまライオンのケーキ

物語形式で数の増減が描かれており、数の概念を情景と一緒に学べます。ストーリーに引き込まれやすく、数字が物語の中で生きる構成です。

8位 1つぶのおこめ

小さなものから数える視点を持たせる一冊で、観察力と数の認識を同時に育てます。自然や日常の素材が題材で親しみやすい内容です。

9位 たすひくねこ

足し算と引き算の基礎を物語で表現した絵本です。数の操作を直感的に理解できる工夫があり、算数に抵抗のある子どもにも読みやすく作られています。

10位 フィボナッチ

数列の美しさを視覚的に伝える絵本で、やや上の年齢にも響く内容です。図や配列が美しく、数の規則性に興味を持ち始めた子どもにおすすめです。

ジャンル別に探す数字の絵本の選び方

かぞえる練習に最適な絵本

かぞえる本はページごとに対象が増えていく構成が基本です。視覚的に数を示すイラストが大きく、1ページごとに同じ表現で数を示しているものを選ぶと学びやすくなります。

また、繰り返しのリズムがある文章やページ仕立てが読みやすさに貢献します。厚紙や布製など破れにくい素材だと長く使えます。

物語で数に親しむ絵本

ストーリーの中で数が役割を持つ本は、数の使い方を場面で学べます。登場人物の行動や問題解決に数が関わると情景と結びつきやすくなります。

物語性が高いと子どもの集中力が続きやすく、読み聞かせの時間が楽しくなります。数そのものよりも状況で使う力を育てたい場合に向いています。

しかけで遊びながら学ぶ絵本

めくる・触る・引き出すといったしかけがある本は、手指の発達と結びついて学びが深まります。遊びの延長で数を扱えるので興味が持続しやすくなります。

ただし、小さい部品や長期使用で壊れやすい素材には注意が必要です。安全性や耐久性を確認して選んでください。

図や写真で理解を助ける絵本

実物写真や図解がある本は、抽象的な数字を現実のものと紐付けるのに有効です。形や大きさ、数の比較が直感的に伝わりやすくなります。

幼児期の「これは何個?」という問いに応えるときに使いやすく、観察力も育ちます。

ゲーム感覚で遊べる絵本

ルール性があったり、読むだけで遊べる要素がある本は繰り返し楽しめます。競争や協力を取り入れた展開は年齢が上がっても飽きにくいです。

家族や友達と一緒に遊べる題材だと、社会性と数の理解が両方伸びます。

親子で一緒に楽しめる絵本

親が声を出したり問いかけたりしやすい構成の本を選ぶと、読み聞かせの時間が活発になります。共通の話題が生まれやすく、日常に数を取り入れるきっかけにもなります。

子どもの反応を見てページを止めたり、質問を増やしたりして一緒に楽しんでください。

数字の絵本で読み聞かせを工夫するコツ

声の出し方とテンポの基本

声はゆったりしたテンポではじめ、繰り返しの部分はリズムを意識して少し速めに読むと反応が出やすくなります。高低をつけてキャラクターの声を変えると場面が分かりやすくなります。

数字を読むときははっきりとした口調で、ページごとに区切りをつけて読むと子どもが付いてきやすくなります。長すぎない時間で切り上げることも大切です。

問いかけで興味を引く言い回しの例

問いかけは短く明確にすることがコツです。「これいくつかな?」と一度聞いてから少し間をあけて待つだけで子どもが考える時間ができます。成功体験を作るために、正解の時は具体的に褒めてあげてください。

選択肢を提示する問いかけも有効です。「どっちが多いかな?赤いりんごか青いりんごか」など目で比べられる問いが反応を引き出します。

絵を指さして一緒に数える方法

親が指で示しながら数えると視覚と聴覚が結び付きます。子どもに指差しを促して一緒に声に出すと能動的な参加になります。ページの中で丸をつけるように指でなぞると注意が向きやすくなります。

数を言う順番に手を動かすことで順序の理解も助けられます。無理に最後まで数え切らなくても、途中で楽しむことを優先してください。

日常生活と結びつける遊び方

食事や散歩の場面で本の中の数を引き合いに出すと学びが生活に広がります。例えばおやつを並べて本と同じ順で数えると理解が深まります。

買い物やお片付けの際に数を使う場面を作ると、実際に使える力が育ちます。遊びの延長にすることで学びに抵抗感が少なくなります。

読み終わった後に続ける遊び案

読んだ本のテーマに合わせた簡単な工作や遊びを取り入れると記憶に残りやすくなります。カードを作って数を並べる遊びや、同じものを集めて数を当てるゲームなどが手軽です。

遊びは短時間で終わるものにして、成功体験を重ねられるように工夫してください。

短時間で習慣にする工夫

毎日同じ時間に読むルーチンを作ると習慣化しやすくなります。寝る前やおやつ前など、生活のリズムに合わせた固定した時間が効果的です。

一回の読みは短めにし、繰り返し楽しむことで子どもが自発的に手に取るようになると習慣が定着します。

数字の絵本を買う前に確認したいポイント

破れにくさや素材のチェック

対象年齢に応じた耐久性を確認してください。乳児向けは布製や厚紙、コーティングされたページが安心です。ページの角や小さな部品がないかもチェックしましょう。

長く使いたい場合は表紙や綴じの作りがしっかりしているものを選ぶとコスパが良くなります。

文字量と絵のバランスを見る

幼児期は絵が中心で短い文章が適しています。年齢が上がるほど文字量が増えても楽しめますが、最初は絵が多めの構成を選ぶと読みやすくなります。文字の大きさも読みやすさに影響します。

しかけやめくりの安全性を確認

しかけがある本は魅力的ですが、小さな部品や鋭い角に注意してください。めくる部分が取れやすいタイプは誤飲の危険がありますので、安全基準を満たしているか確認してください。

年齢表示と実際の難易度の差を見る

表示されている年齢は目安です。実際には子どもの興味や発達により向き不向きがあります。サンプルページを確認して内容が子どもの反応に合うか見てください。

価格とシリーズの続きやすさを比べる

価格は耐久性やページ数、しかけの有無で変わります。シリーズ化されている本は続けて揃えやすく、学習のつながりを作れます。初めは単品で反応を見てからシリーズ購入を検討するのも良い方法です。

今日から試せる数字の絵本の選び方

まずは子どもの好きな題材があるか確認してください。色や登場人物で反応が良いものを基準に一冊選ぶと読み聞かせが続けやすくなります。素材や安全性もチェックして、短時間でも毎日読む習慣を作ってください。

読み方は問いかけを交え、指差しや一緒に声に出すなど参加型にすると効果が出やすくなります。読んだ後は日常の場面で本の中の数を使って遊びに結びつけると学びが深まります。まずは気軽に一冊選んで、子どもの反応を楽しみながら進めてください。

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この記事を書いた人

はじめて見る道具に目を輝かせる子どもたち。その成長のタイミングに合う玩具や学びって、意外と探すのがむずかしいもの。自分らしい子育てを大切にしたい方の、ヒントになればうれしいです。

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